2013/03/29
『トビラ』
最初の一歩が一番大変。
『トビラ』
-----ここから-----
目の前には古びたトビラ。
君はそっと、手を掛ける。
かすかに見える赤い光は、
夜明けかそれとも夕焼けか。
目の前にある古びたトビラ、
君は笑って、開け放つ。
かすかに見えた赤い光は、
遠い向こうのどこかへ消えた。
トビラの向こうに続く道。
ただひたすらに続く道。
光はどこにも無いというのに
それでも君はにこやかだった。
トビラの向こうへ続く道へと
一歩踏み出し、振り返る。
「ごめんごめん忘れていたよ」
君は僕へと問いかける
「道の果てには光があると、
僕は信じているけれど。
保障はしない。強制もしない。」
消えた笑顔と差し出された手。
――さあ、君はどうするの?
伸びゆく道が行き着く先など
到底想像できないが、
僕にもかすかに見えたんだ。
遠く輝く一等星が。
君が静かに伸ばす手を、
震えを抑えて握り締め、
無理やり足を突き出すと、
君はにっと笑ったね。
もう遠くに見える古びたトビラ。
きっと戻ることもない。
かすかな光にさらされた、
その向こう側は灰色だった。
2013/03/27
『街には今日もラブソング』
片思いすらしたことがない僕にとって、
この世は割と生きづらいです。
『街には今日もラブソング』
-----ここから----
街には今日もラブソング。
揃いも揃って歌いやがるから
今日も今日とて溢れだす。
街には今日もラブソング。
辛い、苦い、甘くて切ない
そんなの俺には関係ねぇ!
街には今日もラブソング。
ヒットチャートの上から下まで
みんな大好きJ-POP。
街には今日もラブソング。
流行りと聞いて聴いてるるものの
価値がわからぬ。終わってる?
街には今日もラブソング。
誰しもが持つ恋愛感情
それがわからぬ。終わってる?
街には今日もラブソング。
共感できる余地がなく
共感できる予定もない。
街には今日もラブソング。
今日も明日もラブソング。
2013/03/25
『duty』
だからこそ、僕らは幸福であるべきなのだろう。
『duty』
--ここから--
--ここまで--
久しぶりの散文詩タグですが、
流行りに乗ったみたいで若干癪。
『duty』
--ここから--
「市民、あなたは幸福ですか?」 白い髪の少女は問う。
「はい、私は幸福です!」 注射を持った大人が叫ぶ。
ここはそこまで狂っちゃいないが、
僕はあなたに問いかける。
「ねえ、あなたは幸福ですか?」
いい学校に行きたがったり、
限定のパンを欲しがってみたり。
いい会社に入りたがったり。
本が売れることを望んでみたり。
僕が今日買ったパンは、その日誰かが買えなかったパン。
僕が昨日買えなかったケーキは、もう誰かの胃袋の中。
ある一人の幸せが、他の誰かの不幸ならば。
幸せに生きるという事が、誰かを蹴落とすことならば。
これが最後、あなたに問いかける。
「ねえ、僕らは幸福ですか?」--ここまで--
久しぶりの散文詩タグですが、
流行りに乗ったみたいで若干癪。
2013/03/17
コマンドプロンプトですべてのファイルに一括処理
コマンドプロンプトで、「あるディレクトリに含まれるファイル全て」に処理を行いたい場合、
for文が使えます。
書式としては、
具体例として、動画・音楽の形式を変化するffmpegというコマンドを用いて、
あるディレクトリ内にあるflvファイルを全てwavに変換するという作業を考えます。
(ちなみにflvはニコニコ動画などの動画ファイル、wavは音声ファイルです。)
なおffmpegは
(ちなみに、ffmpegは入力にワイルドカードを受け付けないので、
一括処理をしようとするとfor文が必須になります。)
ディレクトリ構造が、
root
|-wavdir
|-flvdir
|-a.flv
|-b.flv
となっているとすると、
めでたくflvdir内の.flvで終わるファイルが全てwavに変換されwavdirに保存されます。
ここでのポイントは
1. for文で変化させる変数は%%で指定する(例では%%i)。
2. 場所の指定は相対パス。ワイルドカードの*が使用可能。
3. 変数の前に~nをつけるとファイル名の拡張子より前の部分が取得出来る。
(例では変数名がiなので、その前に~nをつけて、%%~niとなっています)
また、forはバッチファイルとして実行しないとエラーが出るようです。
for文が使えます。
書式としては、
for 変数 in (場所) do コマンドとなります
具体例として、動画・音楽の形式を変化するffmpegというコマンドを用いて、
あるディレクトリ内にあるflvファイルを全てwavに変換するという作業を考えます。
(ちなみにflvはニコニコ動画などの動画ファイル、wavは音声ファイルです。)
なおffmpegは
ffmpeg -i 入力ファイル 出力ファイルとすることで、入力ファイルを出力ファイルの形式に変換出来ます。
(ちなみに、ffmpegは入力にワイルドカードを受け付けないので、
一括処理をしようとするとfor文が必須になります。)
ディレクトリ構造が、
root
|-wavdir
|-flvdir
|-a.flv
|-b.flv
となっているとすると、
for %%i in (../flvdir/*.flv) do ffmpeg -i ../flvdir/%%~ni.flv ./%%~ni.wavと入力し、wavdir内で、バッチファイルとして保存して実行すると、
ffmpeg -i ../flvdir/a.flv ./a.wavというコマンドが順に実行され、
ffmpeg -i ../flvdir/b.flv ./b.wav
めでたくflvdir内の.flvで終わるファイルが全てwavに変換されwavdirに保存されます。
ここでのポイントは
1. for文で変化させる変数は%%で指定する(例では%%i)。
2. 場所の指定は相対パス。ワイルドカードの*が使用可能。
3. 変数の前に~nをつけるとファイル名の拡張子より前の部分が取得出来る。
(例では変数名がiなので、その前に~nをつけて、%%~niとなっています)
また、forはバッチファイルとして実行しないとエラーが出るようです。
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